艦これ】資材回復が急務

 夏の太陽が強く降り注ぐ南国の島、パラオ諸島。
 海底の白い砂が反射して、空の色を広大な海が映し出している。

 そんな海を6人一組からなる艦娘達がひっきりなしに島を出入りしていた。
 ドラム缶や大発をけん引している姿が目立つ。

 港湾施設の隣にはドックが4つ並んでいるが、全て埋まっていた。
 大規模な修理が昼夜違わず行われているのだ。

 隣接して倉庫や工廠が立ち並び、遠征から帰投した艦娘達が資材を納めている。
 工廠は静かなもので、けたたましい金属音も聞こえてこないし、煙も立っていない。

 倉庫から出てきたのは、軽巡の天龍と第30駆逐隊。
 出迎えたのは秘書官の大淀だった。  

「第2艦隊、任務終了お疲れ様でした。
 軽巡天龍及び第30駆逐隊は休憩に入ってください。次の出撃は明朝05:00です。」

「おうよっ、休ませてもらうぜっ。いくぜちびっこ共。」
「天龍さん、ちびっこはやめてください。」

 如月がかわいい抗議の声をあげるが、力は入っていない。
 後ろの睦月達は疲れているのか、生返事を返すだけだ。

 彼女たちと入れ替わりで龍田と第30駆逐隊がやってくる。
 誰の顔にも取れきれていない疲れが見える。 

「第30駆逐隊は軽巡龍田を旗艦とし、海上護衛任務に就くように。」

「りょう~かい。さあいくわよ~。」
 
 次の入港は第3艦隊が50分後か。
 タイムスケジュールを頭に浮かべ、自分にも少し時間ができたことに気づいた。
 時間ができたと認識すると空腹感が湧き上がってくるのだから、げんきんな食欲である。
 周囲を見渡すと、妖精さん達があわただしく資材整理を行っており、一部を修理用ドックへ続々と資材を運び入れている。

 ハワイ諸島奪還作戦が終了した直後から修理用ドックは大型艦の修理にかかりきりで、
 損傷の激しくなかった艤装は工作艦の明石が修理している。
 作戦中は惜しみなく使われた高速修復材は、作戦後に使われたことはなかった。

 今回の作戦は痛かった。
 任務は遂行したものの、備蓄資材に重大な損害を与えていた。。
 普段は飄々としているあの司令が、夜に二人きりになった時には頭を抱えていたものだ。
 こんな姿を見たのは久しぶりで、初めての欧州遠征時以来だっただろうか。

 資材上限30万近く備蓄されていた各資材。
 終了時には、その97%を消費していた。
 作戦中も合間を見て遠征を繰り返していたため、枯渇の憂き目には合わなかったが。
 
 現在は出撃制限をかけ、遠征を繰り返して資材の回復に努めている。
 見積では、資材の回復までには3か月かかる見積りが出ていた。 
 「出撃制限」をしても3か月というのはかなり厳しい。

 提督が大事にとっている、艦娘からもらったチョコレートでも資材に変えようかしら。
 深海棲艦が跋扈する今、内地においてチョコレートは貴重品だ。
 パラオではカカオ豆が採れるので、間宮さんや伊良子ちゃんが栽培していたりする。
 ちなみに砂糖もとれる。
 こちらは明石が即席で精製機を作ってくれたのでありがたく利用していた。
 甘味は本当にありがたい。
 でも、提督のチョコレートはやめておこうと思う。
 艦娘をねこっ可愛がりしているあの人は、チョコレートを捨てたら号泣しそうだ。

 ハワイでは軽巡の阿武隈を失っている。
 作戦終了時には、生きた屍のように憔悴していた提督。
 この泊地では、しばらく攻勢に出ることはないだろう。
 

~あとがき~
 というわけで、現在艦これは資材遠征しかやっていません。
 デイリー任務すらやる気はありません。
 阿武隈が沈んだのは本当で、最終海域で女神チェックを怠ったことが原因です。
 結婚カッコカリしていた阿武隈が轟沈したのでほんと精神的にきつかったわ。
 阿武隈は3人体制を維持したいので、3人目を探しにいかないといけないのですが、やる気が起きません。
 もともといた2人の阿武隈とは、結婚カッコカリをする気はありません。
 ゲームですがそこはけじめのつもりで。
 というより、もう艦これに課金はする気が起きていないのです。
 今回のイベントに関して、何か運営からコメントがあったらよかったのですけれどね。

 備蓄完了までにはおよそ3か月を要します。
 しばらくはANNO1800で遊ぶよ。