行動経済学を伴わない自己中心的な政策しかとらない厚生労働省が日本を滅ぼす

 人間は無意識に楽な方を選択します。
 自分のもつお金を使って「予防」見えない安心を買うことを嫌います。
 将来、より高額な負担を伴う可能性が高くなる行為でも選択してしまいます。

 目先の快楽に逆らうことは難しいのです。
 目先の収入が途切れることを嫌うのです。
 自分には不幸はふりかからないとなぜか考えてしまうのです。

 それは人間である限り仕方がありません。
 すべて我慢ができるような者はすでに人間ではありません。
 仙人とか聖人とか人智を超えた存在だけです。

 このあたりは「行動経済学」という分野をかじるとよく理解できます。
 
 つまり、
 国が将来のリスク管理のため、国民に対して何かやってあげようと考える場合、
 この行動経済学を考えて実施すればいいのです。

 わかりやすい例が「予防接種」ですかね。
 「風疹」が流行してきたので、厚生労働省が抗体検査と予防接種を無料で受けられるように、無料クーポンを発行しました。
 実際に発行したのは自治体で、厚労省は自治体に「やれ」と命令しただけですが。

 「無料」だからみんな受けてくれたか?
 答えはNo。

 申請受付は平日8:45~17:15だけ。
 つまり、公務員の勤務時間。

 予防接種を受けられるのも平日ばかり。
 数ヶ月に1度土曜日がある程度。

 そんな体制でだれが申し込むと思うのでしょう?
 仕事時間中にしか問い合わせができず、申し込みもできない。
 予防接種のために仕事を休まなければならない。

 無料にしたとしても、社会人にとって高いハードルがある以上、なんのリスク対策にはならないのです。

 あえて「受けさせたくないのだろうか?」などと邪推するレベルで愚かな制度にしかなりません。
 こんな条件で予防接種を受けるのは、
 これから子供が生まれるとか、小さな子供や孫がいるという人だけですよ。
 
 ですが、
 社会全体で予防しなければ効果はありません。

 厚生労働省の職員に聞きたい。
 「あなたは仕事を休んで申し込みをし、実際に予防接種を受けましたか?」
 と。
 断言できますが、絶対受けていませんよ。

 その程度のことも想像できない。
 目的と手段が見えていない。
 受けてもらう、いや、受けさせるためにどうしたらいいのか考えもしない。

 これが厚生労働省職員のレベルです。
 官僚のレベルです。
 大臣のレベルです。

 そして国会でこう発言するのです。
 
 「体制は整えて受けやすいように準備した。準備は万端だ。」

 とね。

 こういう意味のない無駄な政策に莫大なお金が投じられています。
 そういう所をなぜか、会計検査院は見ないのですよね。
 是正もされません。
 
 厚生労働省だけではないでしょう。
 こういう政策で国民の側を向いたものをあたしはほぼ見たことがありません。

 ハイブリッドカー購入時の補助金とか家電買い替えの補助金くらいかな。
 それほど手間に感じなかったのは。
 
 あとは軒並みというか全てだめ。
 使いづらい。
 手間がかかる割に利益が伴わない。
 意味の感じられない書類の数々。 

 そう、
 行動経済学が伴っていないのです。

 国が率先して予防や普及に努めるならば、目先のバナナ、メリットや申請しやすさを前面に出さなければならないのです。

 日本国民は無知蒙昧だと思っていますが、官僚はそれ以上です。
 いや、
 実は気が付いているのにやらない連中だと、より愚鈍などうしようもない連中だと蔑んでいます。

 能力があるけれどやらない。
 これ以上仕事を増やしたくない。
 面倒なことはやりたくない。
 説明や理解を得るのが面倒。
 
 だから、
 やらない。

 仕事をしても利益にならないからやらない。
 評価されるようなシステムになっていないからやらない。
 変えるためのプロセスが複雑すぎて難解だからやらない。

 そう、日本という国は限界に来ているのです。

 行動経済学から考えるならば、
 全てを壊し、1からものを造り出すときには「最も楽な方法」で解決できるようにルールが造られるはずです。

 今の「複雑になりすぎている」ルールを壊すときではないでしょうかね。
 時代にあっていないのですよ。
 人もルールもね。

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