ジェバ提督日記 ~第5回(全10回)~
リンガ泊地は外海と内海を繋ぐ水道で接続されている。
防潜網でただ1つの出入り口さえ塞げば天然の要害となり、よほどの規模の攻撃がない限り突破は難しい。
内海は複数の艦隊が艦隊運動をできるほどに広く、演習海域には事欠かない。
「神通、行きます。」
無線から聞こえる軽巡神通の声。
双眼鏡を覗くと、神通を旗艦として軽巡3、駆逐3の第1艦隊が演習相手に単縦陣で突撃していくのが見える。
相手はというと金剛型高速戦艦に重巡洋艦と編成はこちらより上。
あたしの艦娘にも重巡がちらほら増え始めてはいるが、育成は水雷戦隊を主軸としている。
神通は反航戦から速度を生かし、丁字有利に持ち込んだかに見えたが、相手も高速編成だったため同航戦に持ち込まれてしまった。
いや、経験値の差かしら。
同航戦になっては火力で劣るこちらが不利となる。
有利な速度を生かし、相手の頭をとって丁字を取ろうとするも、巧みな艦隊運動によってそれも防がれてしまう。
その間も次々と命中判定が出ていき、夜戦に移行する前に全員中破もしくは大破判定となってしまった。
演習が終了し、神通以下6人が引き上げてくる。
「すいません提督。狙い撃ちされました。これでは戦いにくいです。」
申し訳なさそうに告げる神通。
夜戦までもっていけなかった川内は不満そうにしている。
「おつかれさま。敵の頭をおさえるのは経験、艦隊運動は訓練ね。」
バチコーンッ!!とウインクをすると、演習艦隊を先にお風呂に入るように促した。
「あー、それ那珂ちゃんの決めポーズ!!」
若干1名の不満を無視し、解散した第一艦隊を再編成するべく、秘書艦の電(いなづま)を呼ぶ。
「朝のミーティングどおりよ。いける?」
「なのです。」
待機していた重巡青葉を旗艦とした戦隊が整列する。
「第一遊撃部隊、出撃ですねぇ?」
「青葉、どうして疑問系なのです?」
旗艦選定、間違えたかしら。
一瞬後悔の念がよぎったものの、気を取り直すあたし。
「これより製油所地帯の確保及び南西諸島防衛戦の攻略作戦を発動する。」
「青葉取材!いえ、出撃しまーす。」
やっぱり旗艦選定間違った気がする。
戦艦レシピで建造する度に生まれてくる重巡達。
資材の限界ギリギリまで建造を続けた結果、駆逐艦よりも先に重巡が揃いそうな状態に。
ある意味幸運、実質は歪な配備状況となっていた。
そこで思いついた作戦。
基本性能の高い重巡で押し切る。
敵は羅針盤だけのはずだった。
「ただし、1-4で空母さえ出てこなければね。」
出撃した第一艦隊が見えなくなったころ、ジェバは司令室へと引き上げた。
吉報を待つべく。
防潜網でただ1つの出入り口さえ塞げば天然の要害となり、よほどの規模の攻撃がない限り突破は難しい。
内海は複数の艦隊が艦隊運動をできるほどに広く、演習海域には事欠かない。
「神通、行きます。」
無線から聞こえる軽巡神通の声。
双眼鏡を覗くと、神通を旗艦として軽巡3、駆逐3の第1艦隊が演習相手に単縦陣で突撃していくのが見える。
相手はというと金剛型高速戦艦に重巡洋艦と編成はこちらより上。
あたしの艦娘にも重巡がちらほら増え始めてはいるが、育成は水雷戦隊を主軸としている。
神通は反航戦から速度を生かし、丁字有利に持ち込んだかに見えたが、相手も高速編成だったため同航戦に持ち込まれてしまった。
いや、経験値の差かしら。
同航戦になっては火力で劣るこちらが不利となる。
有利な速度を生かし、相手の頭をとって丁字を取ろうとするも、巧みな艦隊運動によってそれも防がれてしまう。
その間も次々と命中判定が出ていき、夜戦に移行する前に全員中破もしくは大破判定となってしまった。
演習が終了し、神通以下6人が引き上げてくる。
「すいません提督。狙い撃ちされました。これでは戦いにくいです。」
申し訳なさそうに告げる神通。
夜戦までもっていけなかった川内は不満そうにしている。
「おつかれさま。敵の頭をおさえるのは経験、艦隊運動は訓練ね。」
バチコーンッ!!とウインクをすると、演習艦隊を先にお風呂に入るように促した。
「あー、それ那珂ちゃんの決めポーズ!!」
若干1名の不満を無視し、解散した第一艦隊を再編成するべく、秘書艦の電(いなづま)を呼ぶ。
「朝のミーティングどおりよ。いける?」
「なのです。」
待機していた重巡青葉を旗艦とした戦隊が整列する。
「第一遊撃部隊、出撃ですねぇ?」
「青葉、どうして疑問系なのです?」
旗艦選定、間違えたかしら。
一瞬後悔の念がよぎったものの、気を取り直すあたし。
「これより製油所地帯の確保及び南西諸島防衛戦の攻略作戦を発動する。」
「青葉取材!いえ、出撃しまーす。」
やっぱり旗艦選定間違った気がする。
戦艦レシピで建造する度に生まれてくる重巡達。
資材の限界ギリギリまで建造を続けた結果、駆逐艦よりも先に重巡が揃いそうな状態に。
ある意味幸運、実質は歪な配備状況となっていた。
そこで思いついた作戦。
基本性能の高い重巡で押し切る。
敵は羅針盤だけのはずだった。
「ただし、1-4で空母さえ出てこなければね。」
出撃した第一艦隊が見えなくなったころ、ジェバは司令室へと引き上げた。
吉報を待つべく。
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